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オーディションの心得1 / オーディション!その前に

プロを目指す方へ
オーディションの心得1 / オーディション!その前に

プロ歌手オーディションマニュアル #1

歌手って何だろう?

歌手とは、歌をうたう事を職業とする人の事を指します。ですから、歌をうたうにあたって、歌唱力や表現力といった技術力が求められるのはもちろんの事です。ただし、歌手という職業をひとつとっても、様々なタイプがあります。そのタイプによって、必要とされる能力やそこに辿り着くまでの手段が異なります。

あなたは、歌手と言われてどんな人をイメージしますか?また、どんな歌手になってみたいと思いますか?

歌手になろうと決めたのなら、どんな歌手になりたいのか、具体的なイメージを持つ事が大切です。それによって、これからあなたがどんな努力をするべきか、どんなオーディションを受けるべきかが変わってきます。

たとえば、シンガーソングライターやバンドで活躍していきたいと思う人であれば、まずはオリジナル曲を作り、積極的にライブを行い、実績を積み重ねていく事が必要です。その他にも様々なタイプがありますが、ここではアイドルやボーカリスト(楽曲を提供してもらい、歌う人)を目指していく人向けに説明していきます。

どうやったら、なれるの?

テレビで見かけるような歌手になるためには、芸能事務所と所属契約をする事が必要です。では、どうしたら所属歌手になる事ができるのでしょうか。大きく分けると3つのパターンがあります。

❶ オーディションに応募して合格する。
❷ スカウトされる。
❸ 業界関係者のコネクションで紹介をしてもらう。

❷、❸は偶然や時の運めいたものに頼らざるを得ないために、ここではオーディションで勝ち抜いていく方法について説明します。

どこに応募すればいい?

今は、ケータイ電話からも簡単にオーディションの応募がクリックひとつでできてしまう時代、「とにかく応募すれば、どこかにひっかかるだろう」「とりあえず応募があれば、即応募」と、安易に多数のオーディションに応募してしまう人が多いようですが、それは合格をつかむためにかえって遠回りしているように思います。

もちろん、「どこでもいいから、どうにかしてでも、歌手になりたい」あなたの気持ちはわかります。しかし、そこはぐっと堪えて。本当にあなたがなりたい歌手のイメージを具体化させる事が必要です。そうすれば、自ずと応募すべきオーディションが見えてくるでしょうし、応募する数も少なくなってくるはずです。応募する数が減ってしまうと、単純に合格する確率が減ってしまうように思えて不安になるでしょうが、選んだオーディションに対して、最善の努力をすれば、以前よりも望ましい結果に近づくでしょう。

ここを押さえると見えてくる、応募すべきオーディション

どんな人を求めているのかをしっかり確認する

年齢などの規定にあてはまっているだけで、応募するのはNG。オーディション内容をていねいに読み込み、自分がイメージしているステージに近いかどうかをしっかりと判断するようにしましょう。

主催している企業やプロダクションを調べる。

インターネットなどを使い、主催者や主催企業について、じっくり調べましょう。どんなタレントさんがいるのか、どんな番組を手がけているのかなど、インターネットひとつで調べられる事はたくさんあります。調べた結果、どのタレントさんも見たことも聞いたこともない人ばかり、という事もあるでしょう。そのような場合は、応募しない方が無難でしょう。オーディションを用いて悪徳な商売をしているプロダクションが存在する事も事実ですから、念入りにその会社について調べましょう。

レコード会社とプロダクションの違いって何?

よくされる質問のひとつです。元々は、レコード会社が音楽ソフトを制作し販売する会社で、プロダクションはタレントを抱えマネジメントする会社として住み分けされていたのですが、近年はレコード会社内でプロダクション機能を持つようになり、その規定は曖昧化しています。レコード会社かプロダクションかと言うよりも、その会社がどんな会社なのかをじっくり調べる事が重要です。

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